2022/06/09 15:15



皆様

お世話になります。
いつも当店の種々活動にご興味お持ち頂き誠にありがとうございます。

皆様のおかげで翻訳の裏話のシリーズもなんとか節目の第10回と特別編を終え、新たに第11回目の裏話を迎える準備が整いました。

今回は京都外国語大学の教授でもあり文芸翻訳者でもある橋本勝雄様を招き、橋本様により訳され昨年刊行された『ぼくのがっかりした話』という児童書を題材に翻訳者の観点から物語の魅力や背景をお伺いしたり、原文と訳文を読み比べながら翻訳の魅力や苦労などをお聞きしたいと思います。

ご参加無料のオンラインイベントですのでお気軽にお申し込み頂けると幸甚でございます。

↓↓イベント詳細↓↓

【翻訳者と語る物語】 
〜セルジョ・トーファノ著 ぼくのがっかりした話〜

翻訳の裏話シリーズ11 

昨年翻訳出版されたイタリアの児童書『ぼくのがっかりした話』の翻訳を手掛けられた橋本勝雄さんとオンラインで対談させて頂きます。

・どうしてイタリア語を?/ 翻訳や研究の道へ? 
・物語のあらすじやみどころ 
・作家セルジョ・トーファノについて 
・物語と文化の関り 
・原文と訳文の読み比べ 
・翻訳の工夫した点/ 心に残る一文

といったテーマについてお話させて頂きたいと思います。 本書は誰もが知るおとぎ話の世界のその続きがあるという世界観の中、「不眠症になった眠れる森の美女」「落ちぶれたアラジン」 「召使いになった赤ずきんちゃんの狼」などあの主人公達ががっかりする姿になっているというシニカルな物語です。

ユニークな発想の中で 社会風刺が感じられるような本書が日本の読者に届くまでの経緯や本書への想いをうかがっていきたいと思います。 

普段なかなか聞くことの出来ない翻訳出版の裏側について翻訳者の橋本さんに生の声でお話頂きますので、 皆様お気軽に オンライン(zoom)で立ち寄り楽しんで頂けると幸いです。

橋本勝雄さん
 栃木県生まれ。カルヴィーノやエーコなどの作家、近現代小説の研究紹介、翻訳を手掛ける。幻想やナンセンス、ユーモア、言語遊戯などの要素 を含んだ反リアリズムの作品を読む傾向がある。主な訳書に、マラーニ『通訳』、エーコ『プラハの墓地』(第 2 回須賀敦子翻訳賞)、スタッシ『読 書セラピスト』といった現代小説に加えて、未紹介の作家を集めたアンソロジー『現代イタリア短篇選集』(共訳)、『19 世紀イタリア怪奇幻想
短篇集』がある。子供向けの物語としてボンテンペッリ『鏡の前のチェス盤』に続いて、昨年秋、トーファノ『ぼくのがっかりした話』を出版した。 評論としては、パトータ『イタリア語の起源―歴史文法入門』、コラリーツィ『イタリア 20 世紀史―熱狂と恐怖と希望の 100 年』のほか、カルヴィ ーノ『水に流して―カルヴィーノ文学・社会評論集』(共訳)、エーコ『カントとカモノハシ上・下』(共訳)の翻訳がある。

日時・場所 06/18(土)オンライン(zoom)にて 13:00〜14:30(無料)

1. 下記フォームよりご予約願います
(cerbiatto.libreria@gmail.com にご予約のメッセージを頂いても大丈夫です)


2. 後日閲覧可能な動画も準備させて頂きます。

お問い合わせ チェルビアット絵本店
四方 実(よも みのる)
Tel: 080-2453-6652