2025/05/22 06:17

【イタリア絵本】日本語版のある絵本
そこは流れる時を売るお店...
「友だちと遊びたいからあと30分!」
「せめて5分だけ。ふとんにくるまっていたいから...」
色んな人が様々な理由で時間を求めてやってきます。
寸分の狂いもなく時間を測り渡していくのは店主のヴェットーレさん。1秒だって間違うことのないプロの時間売りです。
そんな「じかん屋テンペリア」にある日あらしがやってきて...
このお話は6月に日本でkotobaya booksさんから翻訳出版される『じかん屋テンペリア』という絵本で巻末には原文のイタリア語も付いています。
時間に追われ過ごす日々にハッと気づきを与え立ち止まらせてくれる一冊。フックスフーバーの『わすれられた庭』を彷彿とさせる物語に思えます。
6/19、14:00から奈良(桜井)のイタリア菓子店Zucca(ズッカ)さんにて出版記念イベントを開催予定で、イタリア菓子を頂きながら絵本のみどころと制作背景についてお伺い致します。
ぜひご参加頂けると幸いです
—イベント概要—
イタリアからの物語る 〜訳し、作り、届けること〜
6月19日、14:00から奈良のイタリア菓子店ドルチェリア・ズッカ様にてイタリア語原作の絵本『じかん屋テンペリア』のイベントを開催させて頂きます。
・翻訳出版に至るまで
・物語の魅力
・原文と訳文の読み比べ
といったテーマを基に版元のKotobaya books代表 後藤様がイタリアから来日されお話くださいます。
後藤様はイタリアでの作家さんや子どもたちとの交流を通して、現地で出版社を立ち上げられました。絵本への想いと併せ会社設立の背景もお伺いさせて頂きたいと思います。
イタリア人のご主人も一緒に来日されイタリア語で絵本の朗読もして下さいます。
会場となるズッカ様のイタリア菓子と併せてイベントをお楽しみ頂けると幸いです。
お申込みフォームはこれから作成しますが、参加したい!という方がおられましたらこちらの投稿にコメント頂くか、DMでメッセージ頂けると幸いです。
イタリアから届いた「時」にまつわるとても素敵な物語。多くの人に伝えたい物語であり知ってほしい出版社さんです。
ぜひこの機会にご参加頂けると嬉しく思います。
※交流タイムには、イタリアやイタリア語のこと、出版社創業、翻訳などについてご質問いただけます。また、イタリアの出版社に売り込みたいイラストレーターさんの個別相談も受け付けています。
個別相談をご希望の方は、info@kotobayabooks.comに事前にご連絡ください。
後藤 彩 プロフィール
1988年名古屋に生まれる。名古屋大学文学部卒業。専攻は言語学。
2019年より北イタリアのボルツァーノ在住。
翻訳・通訳業を経て、2025年1月に出版社Kotobaya Books を設立。
北ドイツのブレーメンで暮らしていたこともある。南に憧れながら北も好き。
—イベント詳細↓—
【日程】2025年6月19日(木)
【時間】14:00~15:30 (時間変更の可能性有)
【会場】 ドルチェリアズッカ
奈良県桜井市粟殿177−1 ダイワビル 1階
交通手段: 桜井駅から徒歩10分
【参加費】1,500円 現金のみ(当日支払い)
【特記事項】
  1. イタリア菓子付きのイベントです。
  2. 予約は返信メールをもって確定となります。(定員を超えるお申し込みの場合は先着順の受付となる旨ご理解願います。)
  3. 定員は8名となります。
【お問い合わせ先】
チェルビアット絵本店:
E-mail: cerbiatto.libreria@gmail.com
tel: 080-2453-6652
—絵本紹介: イタリア語紹介文から—
Nel negozio di Vettore, ciascuno trova ciò che desidera: mezz'ora in più per giocare con gli amici, altri cinque minuti sotto le coperte, una giornata da dedicare a una nuova invenzione.
ヴェットーレのお店では、誰もが望むものを得られるのです。友人と遊ぶための30分に、布団ですごすためのあと5分。新しい発明のための1日だって思いのまま。
C'è sempre la fila! Vettore lavora da mattina a sera, e il tempo che gli avanza lo regala a chi non può comprarlo. Finché un giorno, proprio quando è lui ad averne più bisogno, Vettore scopre di avere finito le scorte di tempo...
いつも行列ができていて、ヴェットーレは朝から晩まで働いています。買うことができない人にはプレゼントまで。でも彼にだって十分な時間が必要ですよね。ある日とうとう貯めていた時間がなくなったことに気づいてしまい...