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Pinocchio

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【イタリア絵本】

イタリアの童話と言えばまず思い浮かびそうなお話は「ピノッキオ」ではないでしょうか?

これまでにも色んな作家さん・イラストレータさんのピノッキオを紹介してまいりましたが今回はロベルト・ピウミーニさんの再話のピノッキオです。

喋る人形のピノッキオ。
嘘をついては鼻が伸び、狐と猫にはだまされて、挙句の果てにはサメに飲み込まれてしまいます・・・ 

失敗しては反省しての繰り返し。でも正しい行いとはどういうものか、ピノッキオは頭で考えるよりも経験で身につけていきます。

そしてある晩、妖精が夢の中に現れて、「あなたは本当にいい子になりましたね」とピノッキオを褒め称え、ある魔法をかけます。
そしてその翌朝目が覚めた時、ピノッキオの姿は・・・。 

———————————————————
Pinocchio corse a chiamare Geppetto: 
ピノッキオはジェペット爺さんを呼ぶため駆けていきました。 

”Geppetto! La fata ha mantenuto la sua promessa!” E la fata, vedendo da lontano, sorrideva.
「ジェペット爺さん!妖精は約束を守ったんだ!」その様子を遠くから見て、妖精は微笑みましたとさ。
————————————————————————とうとう本当の人間なれたピノッキオ(^^)
めでたしめでたし、のお話です。 

・・・じつは『ピノッキオの冒険』は語り手によって解釈が異なったり細部が違ったりで様々な物語のパターンがあります。また子供向けに残酷な描写が省略されたりもしています。

原作ではピノッキオは狐と猫に殺されてしまい、読者から苦情が殺到したため、慌てて連載を再開し、ピノッキオを生き返らせたという今では考えられないような裏話もあります。

それでも「失敗を繰り返して成長していく」という人間の本質をテーマとした物語は変わることなく今に伝えられています。 

タイトル:
Pinocchio
『ピノッキオ』 仮題

Carlo Collodi
Roberto Piumini
Lucia Salemi 
カルロ・コッローディ 作
ロベルト・ピウミーニ 再話
ルチア・サレミ 絵

Edizioni EL 出版
—————————————————————
イタリア語絵本翻訳 Traduzione dei libri illustrati ↓ 
http://blog.livedoor.jp/cervietto_minoru/


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