L’estate delle cicale
¥3,200 税込
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【イタリア絵本】
これは、暑い暑い夏に、二人の少年が過ごした木の上の家の物語・・・
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自分達だけの秘密の場所。
ぼくらは木の上に家を作ることに夢中になった。
ノートにアイデアを書き込んでは、木を積み上げて家を作った。冬の嵐に飛ばされちゃったけどね。
そうして、とうとう完成した。これが僕らの木の家だ。大き桜の木の白い花びらに囲まれて、まるで見えない砦みたい。
その家からは湖が一望できる。
船の甲板から眺める海みたい。
僕らは船の船長。
木の家は大きな船の船長室みたいなもんだ。
使い古された食器を持ち込んで、家の中で食事だって出来る。鏡だってあるんだ。
夜には木の上で眠ることだって出来る。
コオロギやセミの鳴き声。
「いつまでも友達でいようね」
僕らは約束した。
それは最高の夏だった。
そしてあの日、僕らはケンカした。
理由なんて、もう覚えていない程些細なことだ。
でもその時のぼくらにとっては、離れるには十分な理由だったんだ・・・
秋が来て、冬を越えまた夏がやってきた。
そうして繰り返される夏の木の家に、もう僕らはいない。
長い年月が経った。
木の家はカモメやリスが遊にやってくる場所になった。
そんなある日、僕らの作った木の上の家にあの女の子がやってきたんだ・・・
———紹介————————————————
Una calda estate assolata, due bambini sulla soglia della preadolescenza, abbastanza grandi per mille avventure, non ancora così grandi da poterle affrontare senza i genitori.
日差しの強い、ある暑い夏、思春期の狭間にある2人の少年がいた。冒険ごっこを楽しむにはもう大き過ぎる、でも両親から離れて自分達だけで生きていけるほど大人でもない。そんな2人だった。
Una casa sull'albero.
木の上の家
Una litigata per motivi futili.
たわいもないケンカ
Un allontanamento che diventa distanza.
ちょっとしたすれ違いが距離をうみ
Anni trascorsi lontani.
そうして年月が流れていった
E poi una nuova generazione di bambini che riscopre la casa sull'albero, e la vecchia amicizia.
そして新たな世代の子供達がその木の上の家と、そこに根付く今までの子供達との友情を見つけるのだ。
・・・・・
タイトル:
L’estate delle cicale
セミの鳴く夏に (仮題).
Janna Carioli
ヤンナ・カリオリ
Sonia MariaLuce Possentini
ソニア・マリア・ルーチェ・ポッセンティーニ
Sonia MariaLuce Possentini
Bacchilega Editore 出版
————————————————————————イタリア語絵本翻訳 Traduzione dei libri illustrati ↓
http://blog.livedoor.jp/cervietto_minoru/
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