La tarantella di Pulcinella

SOLD OUT

【イタリア絵本】
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貧しく優しいプルチネッラ
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ただ家族を幸せにしたかっただけなのに
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いつしか欲が止まらなくなり
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全部台無しにしてしまう・・・
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ロシアの民話『きんのさかな』をご存知でしょうか？
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網にかかった金の魚を助けてあげた代わりに願いを叶えてもらうおじいさんの物語。
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家族の生活が少しでも楽になればと洗濯桶をもらうのですが、おばあさんの欲が止まらなくなり、おじいさんに「これも欲しい、これも欲しい」とお願いがエスカレートしていき・・・という切っては離せない人間と欲の関係を描く興味深い物語です。
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今回紹介させて頂くTarantelle di Prucinellaはこの民話と同じ類型のもので、オスカーにノミネートされたイタリアのエマニュエーレ・ルッツァーティさんの絵本です。このロシアの『きんのさかな』をパロディ化した者がにも思えます。
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主人公のプルチネッラは貧しい一家のお父さん。ある日銀の魚を釣りますが「私を食べないで欲しい。助けてくれたら願いを叶えてあげましょう」と頼まれます。
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「ただただお腹が空いているんだ。デザートやフルーツなんて贅沢なものじゃなくていい。乾いたパスタだけでももらえるかい？」プルチネッラがそう願うとパスタが出てきました。
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でも欲張ってはいけないのに、手に入ると分かったら欲しくなってしまい、プルチネッラのお願いは次々とエスカレートしていって・・・という展開になっていきます。
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実はPulcinella(プルチネッラ)はイタリアの喜劇に出てくる黒い仮面を付けたキャラクターです。そしてTarantella(タランテッラ)はイタリア南部の伝統的な踊りのことです。喜劇ということで『きんのさかな』をモチーフにしてパロディにしたのかとしれませんね。
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短編アニメもあり、そちらは1973年のアカデミー賞(短編アニメ映画賞)にもノミネートされています。
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この物語は更に、韻を踏んだ面白い物語でもあります。
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tarantella(タランテッラ)
pulcinella (プルチネッラ)
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という風にエッラという音が韻を踏んだり、
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canna (カンナ)
capanna (カパンナ)
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のようにアンナという音が韻を踏んだり
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tetto (テット)
letto(レット)
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と、エットという音が韻を踏んだり、と文章の語尾で韻を踏みながら物語が進んでいきます。
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それに、韻を踏みながらもしっかりと意味の通る文章で物語が展開されます。
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Pulcinella era povero in canna
e viveva in una capanna
senza porta e senza tetto
e la paglia era il suo letto
プルチネッラはとっても貧しくて
あばら家に住んでいた
ドアも屋根も無く
わらがベッドだった
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伝統的な民話の物語と韻を踏む構成、そしてイタリアの伝統的な喜劇のキャラクターをお楽しみ頂けると嬉しく思います。
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++イタリア語の紹介文から++
Pulcinella era povero in canna
e viveva in una capanna
senza porta e senza tetto
e la paglia era il suo letto
プルチネッラはとっても貧しくて
あばら家に住んでいた
ドアも屋根も無く
わらがベッドだった
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Torna la celebre storia illustrata che ha dato all'autore una nomination all'Oscar in cartone animato.
⁡短編アニメ映画の部門でアカデミー賞にノミネートされるという栄誉を作家に与えたあの名高いイラスト作品が帰ってくる。
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Pulcinella è poverissimo, ha cinque figli e una moglie che vorrebbe ricchezze.
5人の子供達と1人の妻を持つ貧しいプルチネッラ。彼は裕福になることを望んでいる。
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Un giorno pesca un pesce d'argento che esaudisce tutti i desideri ma...
ある日何でも願いを叶えてくれるという銀の魚を釣り上げると・・・
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タイトル:
La tarantella di Pulcinella
プルチネッラのダンス
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Emanuele Luzzati
エマニュエーレ・ルッツァーティ
(エマニュエル・ルザッティ)
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Le rane Interlinea 出版