★種をあつめる少年 (日本語&イタリア語 対訳絵本)
¥2,200 税込
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※こちらの絵本には付録としてイタリア語の「あとがき」も付いてきます。本文は全て日本語とイタリア語が対訳になっています。
【イタリア絵本】日本語とイタリア語併記の絵本
キッチンで料理をしながら
ふと夜空のことを想う...
空に種を撒き
種は星となり
空から大地に降り注ぐ...
——
これはレストランと少年にまつわる幻想的な物語。
あるレストランにやってきた少年が空に種を撒くと種は空に瞬く星となり、流れ星となり降り注ぐという不思議なお話です。
料理人のご両親を持つ作者のさわの めぐみさんは、ご自身もイタリアで2年間料理の修行をされた方で今は日本で『ものがたり食堂』を始め食に関わる活動をされておられます。(余談ですがチェルビアット絵本店店主と同じ時期に同じ街に留学していた同級生でもあります。)
この物語にはそんな料理人であるさわのめぐみさんが柿の種に感じた『小さな生命の源』が深く関わっています。
料理というおしごとをしているさわのさんが、柿を切った時に刃先に感じた種の感覚。種無しという本来の姿ではないものに慣れてしまった現代社会の中で、さわのさんはそのふとした出来事にハッと驚かされたといいます。
その種に不思議と『小さな生命の源』を感じ、種は捨てられないまま今もお菓子の空き箱に大切に保管されているのです。
種は命の始まりという事を改めて感じさせてくれるとてもあたたかな物語をお楽しみ頂けると嬉しく思います。
さわのさんがイタリアで料理の修行をされていたこともあってか、ミネストローネやフォカッチャといったイタリア料理が絵本に出てくるところも嬉しいぽい。
日本語とイタリア語併記になっている為イタリア語を勉強されている方なんかにも楽しい一冊ではないでしょうか。
物語は勿論、絵も美しい叙情的な絵本をお楽しみ頂けると幸甚でございます。
——ニジノ絵本屋さんHPから————
Al calar della sera, un bambino bussa alla porta del mio ristorante per chiedere dei semi.
暗くなるころ 坊っちゃんは 種をもらいに レストランに やってきます。
Lui mi dà una mano, ma è un po' maldestro.
お手伝いもしてくれるのですがちょっぴり不器用です。
Quando anche l'ultimo cliente lascia il tavolo,lui si siede al tavolo della cucina e mangia pane e minestra. Poi raccoglie uno per uno tutti i semi della frutta e della verdura avanzata quel giorno e se ne va via.
レストランがゆったり しずまるころ キッチンのテーブルでスープとパンをたべます。 それから その日 捨てられる野菜や果物の種を あつめてもってかえります。
Il compito del bambino è spargere i semi in cielo. Nelle notti di luna nuova è ancora più impegnato. La notte si avventura in cielo a spargere i semi, e capita che per un po' non si faccia vedere al ristorante.
坊っちゃんのしごとは 空に種をまくこと。新月の夜は おおいそがしです。夜空に種をまく 旅にでるそうでしばらく レストランには、顔をだしません。
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タイトル:
Il piccolo collezionista di semi
種をあつめる少年
さわのめぐみ 作
中村まふね 絵
Loris Usai 翻訳
Tommaso Rossi 翻訳
Yuri Namiki 翻訳
ニジノ絵本屋 出版
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イタリア語絵本翻訳
Traduzione dei libri illustrati ↓
http://blog.livedoor.jp/cervietto_minoru/
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