母マリアの冒険 あるイタリア人が見た1987年のニッポン
¥1,980 税込
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※チェルビアット絵本店の店主が翻訳させて頂いた書籍です。
1987年に日本を訪れた1人のイタリア人女性の旅行記を日本語に訳したものです。
<あらすじ>
時に好意的に、 時に眉をひそめながら
高層ビル街、バブル景気に沸く街や人々ー
1つのピークを迎えていた 「1987年のニッ ポン」を、一人のイタリア人旅行者が描い ていきます。卓越した観察力や鋭い批評性 を発揮しながら紡がれていく「日記」に接 するうちに、現代の私たちは時に笑みをも らし、時に一考を促されることでしょう。
日本語/イタリア語併記!
イタリア語学習者にも!
母を「冒険」に駆り立てた編者は、日本のテレビ局のローマ支局や大手食品メーカー のローマ支店のほか日本大使館などにも勤 務した大の日本マニア。翻訳は地元奈良か らイタリアの魅力を発信し続ける「チェル ビアット絵本店」店主。そして翻訳監修は気鋭の翻訳家が務めています。
—-出版の背景—-
「母の日記を出版できませんか?」と、ある日イタリアから届いた一通のメッセージから立ち上がった企画です。出版までに3年もの年月が経ってしまいましたがようやく本年出版が叶いました。
本書は1987年に日本を訪れた1人のイタリア人女性の旅行記です。著者は特段著名な作家やエッセイスト、有名人というわけではありません。
当初何者でもないイタリア人の旅の記録を出版するというのは難しいのではないかと諦めの気持ちもありましたが(訝しむ、諦念)一読して考えを改めました。
海外から見た当時の日本の文化や様相が日記の中から浮かびあがるように思われ心が躍り、ページをめくる手が止められなくなっていたのです。「一人のイタリア人が観察した当時の日本を描く克明な記録として大変興味深い」そんな風に思いました。
高層ビル群やバブル景気…。ピークを迎えある種の転換期とも言える数十年前の日本に対するイタリアからの旅行者目線、第三者視点が興味深く、現代との差異や共通項が感じられ今を生きる私たち日本人からみても往時をしのぶ記録となっていたのです。
また、著者が旅行記として日本の様子を記録するのみに留まらず、 その時々の喜びや驚き、戸惑いなどを赤裸々に書き残している 為、異文化に触れる著者の心情を通じ、読者も文化の違いや異 なる生活習慣を持つ人々との暮らしを共体験しながら味わえる一つの物語としても関心を集めるものだと感じました。
とは言え、作家ではない一般の方の日記を文芸翻訳家でもないただのイタリア好きが訳した作品に興味を持ってくださる版元はなかなか見つかりません。
刊行して下さる出版社さんを見つけるのは非常に難航しましたが、私が毎年埼玉で出展している絵本のイベントでご縁があった出版社さんが関心をお持ち下さりようやく出版が実現に至った一冊です。
本書はイタリア語が読める方には原文のニュアンスが、そのまま伝わるように日本語とイタリア語の対訳になっています。
ぜひお目通し頂けると幸いです。
『母マリアの冒険』
あるイタリア人が見た1987年のニッポン
マリア・グラッセティ 著
アッティリア・グラッセティ 編
四方 実 訳
栗原俊秀 監訳
新書判 274ページ
定価1,980円(本体1,800円+税10%)
発行:株式会社T&K
ISBN978-4-909873-01-9
発売予定:2024年12月24日
本作の特徴:
○イタリアからの旅行者目線による日本の様子が描かれていて、1987年当時の日本に対する海外からの第三者視点が興味深い。
○数十年前に当たる1987年の往時の様子に現代との差異や共通項が感じられ今を生きる私たち日本人からみても往時しのぶ記録となっている。
○著者が旅行記として日本の様子を記録するのみに留まらず、その時々の喜びや驚き、戸惑いなどを赤裸々に書き残している為、異文化に触れる著者の心情を通じ文化の違いや異なる生活週間を持つ人々との暮らしを共体験しながら味わえる。
○著者は特段著名な文学者やエッセイストでは無いことがかえって市井の人々の普遍的な視点になっていて共感を呼ぶのではないか。
○訳文は翻訳家・栗原俊秀先生の監修を受け細部まで目配りが行き届いている。
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